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第9課:Responsible AIとセキュリティ

GoogleのResponsible AI原則。Vertex AI Explainability(SHAP、IG)。 公平性指標。プライバシー:差分プライバシー、連合学習。 IAM、VPC-SC、CMEKによるMLワークロードの保護。

📝 試験対策 — 第9課 第9課:Responsible AI & セキュリティ

Google Cloud Professional Machine Learning Engineer 試験対策

領域5:Responsible AIと復習

xdev.asia

1. GoogleのResponsible AI原則

原則主な要件
社会的に有益社会と個人に利益をもたらす
不公平なバイアスの回避人口統計グループ間で公平性をテスト
安全性多様なシナリオでテスト、継続的な評価
説明責任適切な人間の監視と制御
プライバシー保護トレーニングデータのプライバシーを保護
科学的卓越性厳格な研究基準
有益な用途に利用可能主要な利益基準

2. Vertex AI Explainability

Vertex AI Explainabilityは特徴量アトリビューションスコアを提供し、モデルが特定の予測を行った理由を説明します。

手法対象仕組み
SHAP(Shapley Values)テーブルモデルゲーム理論:各特徴量の貢献度
Integrated Gradients(IG)ニューラルネットワーク(画像、テキスト)ベースラインから入力への勾配累積
XRAI画像モデルピクセル領域のアトリビューション(IGよりUXが優れている)
Sampled Shapley大規模テーブルデータセット近似SHAP、より高速

試験のヒント: 「ローンが拒否された理由を説明」→ テーブルモデル向けSHAP。「分類を左右した画像領域をハイライト」→ Integrated GradientsまたはXRAI。Vertex AI Explainabilityはエンドポイントのデプロイ時に有効化する必要があります。

3. 公平性とバイアス検出

ツール/概念説明
Fairness IndicatorsGCPツール:人口統計スライス間でモデルの公平性メトリクスを評価
What-If Toolモデル動作のインタラクティブな探索、反事実分析
Demographic parity人口統計グループ間で同じ予測率
Equal opportunityグループ間で同じRecall/TPR
データスライス評価TFX Evaluatorで性別、人種、年齢ごとにメトリクスを評価

4. プライバシー技法

技法説明
差分プライバシートレーニングデータ/モデルに統計的ノイズを追加、個人データの再識別を防止
連合学習生データを集中化せずに分散データでトレーニング — モデル更新のみ
データ匿名化トレーニング前にPIIを削除(Cloud DLP API)

5. MLワークロード向けセキュリティ制御

制御目的
IAMロールMLサービスアカウントの最小権限アクセス
VPC Service Controls(VPC-SC)セキュリティ境界:BigQuery、GCSからのデータ流出を防止
CMEK(顧客管理暗号化キー)Cloud KMS経由で暗号化キーを制御
Vertex AI用プライベートIPトレーニングとエンドポイントがプライベートネットワーキングを使用
Cloud Audit Logs誰がどのデータにいつアクセスしたか(Data Access + Admin Activity)
VPC Service Controls Perimeter:

┌────── Security Perimeter ─────────┐
│  BigQuery  │  Cloud Storage       │
│  Vertex AI │  Cloud KMS           │
│  Dataflow  │  Secret Manager      │
└──────────────────────────────────┘
         │ (no exfiltration outside perimeter)
         ✗ Unauthorized access blocked

6. 練習問題

Q1: 金融サービス企業がローン審査MLモデルをデプロイしました。規制当局は、特定のローン申請が拒否された理由を説明することを要求しています。テーブルモデルの予測ごとの特徴量重要度スコアを提供するVertex AI機能はどれでしょうか?

  • A) Vertex AI Experiments
  • B) SHAPを使用したVertex AI Explainability ✓
  • C) Vertex AI Model Monitoring
  • D) Fairness Indicators

解説:Shapley Values(SHAP)を使用したVertex AI Explainabilityは、各個別の予測に対して各特徴量に重要度スコアを割り当て、credit_score、income、debt_ratioなどの特定の入力特徴量にモデルの決定を帰属させることで、特定のローンが拒否された理由を説明します。

Q2: ヘルスケア企業が、複数の病院に分散された患者データでMLモデルをトレーニングする必要があります。データプライバシー規制により、生の患者記録の集中化は禁止されています。どのプライバシー保護MLアプローチを使用すべきでしょうか?

  • A) 中央集中型トレーニングでの差分プライバシー
  • B) 連合学習 ✓
  • C) データ匿名化 + BigQuery ML
  • D) Cloud DLPの非識別化

解説:連合学習は、生データを中央の場所に移動せずに分散データでモデルをトレーニングします。各病院は自身のデータでローカルにトレーニングし、モデル更新(勾配)のみが共有・集約されます。生の患者記録は病院の環境を離れません。

Q3: 企業がMLトレーニング用にBigQueryで機密金融データを処理しています。承認されたセキュリティ境界外の未承認GCPプロジェクトへのデータ移動を防ぐ必要があります。どのGCP機能を実装すべきでしょうか?

  • A) Cloud KMS CMEK暗号化
  • B) VPC Service Controls(VPC-SC)境界 ✓
  • C) IAMロール拒否ポリシー
  • D) Cloud Armor WAF

解説:VPC Service Controlsは、GCPサービス(BigQuery、Cloud Storage、Vertex AI)の周囲にセキュリティ境界を作成します。認証されたユーザーからであっても、定義された境界外にデータを移動するリクエストをブロックすることで、データ流出を防ぎます。CMEKは暗号化制御を提供しますが、流出を防ぎません。